国際ワークショップ

S−12プロジェクト平成29年度
東アジアにおける短寿命気候汚染物質の
影響評価に関する国際ワークショップの報告


主催: 環境省環境研究総合推進費戦略研究プロジェクトS-12
共催: 宇宙航空研究開発機構、東京大学

時間:平成29年7月10日・11日

場所:東京大学柏の葉キャンパス駅前サテライトフューチャーセンター
http://www.fc.u-tokyo.ac.jp/

【ご報告】
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S−12プロジェクトでは、平成29年7月10日から11日にかけて、プロジェクトの第2回目の国際会議となる
「東アジアにおける短寿命気候汚染物質の影響評価に関する国際ワークショップ」を、東京大学柏キャンパスの
フューチャーセンター内大講義室において、52名(海外から12名)の参加を得て開催いたしました。
6つのセッションにわけ、初日に「アジアにおけるSLCPの排出」、「アジアのSLCP排出シナリオ」、
「SLCPの環境および気候に対する影響 (1)」、「SLCPの環境および気候に対する影響 (2)」の4セッションを、
二日目に「アジアにおけるSLCPに関連する気候政策」、「SLCPの将来研究計画」の2セッションを行いました。
特に今回は、中国と韓国から、それぞれ国家的取り組みとして行われている類似プロジェクトの紹介があり、
SLCPに関連する研究が世界的に注目を集めていることが改めて確認することができました。
加えてS−12の各テーマからは、気候汚染物質の排出量変化やシナリオ作成、それがもたらす気候・環境・水循環への
影響評価、さらに新しい展開である地球の水循環への影響、さらに政策の提言・策定に踏み込む内容の発表があり、
最後のセッションでは、SLCP研究が科学的・社会的に将来どのような方向に向かっていくべきかというような
良い総合討論が行われました。