スギ花粉放射能強化観測のページ 

昨年3月に福島第一原子力発電所の事故で放出された多量の放射性物質・特に放射性セシウムが、その周辺地域に生育するスギなど常緑樹に多く付着していることは、これまでの文部科学省他の調査で明らかになっています。林野庁による調査によると、放射性物質の沈着の多い地域ではスギ花粉が高濃度の放射性セシウムを含むことも明らかになってきています。林野庁による発表(平成23年12月27日)によると、スギ花粉を含む空気を呼吸することにより人体が受ける放射線量は十分小さいと試算されています。しかしスギ花粉による放射性物質飛散は、汚染されたスギが伐採されない限り毎年発生する可能性があり、その量を実際に測定し把握することは重要であると考えます。そこで、スギ花粉による大気放射能飛散量を推定しその影響を理解するための基礎データを取得すると共に、できるかぎり早く公開することを目的とし、スギ花粉の飛散が起こる1月から4月まで、スギ花粉濃度と大気放射能濃度の同時観測を実施します。スギ花粉濃度は、株式会社NTTドコモに依頼し、花粉カウンタを下記大気サンプリング地点に設置して測定します。逆に、ドコモの環境ネットワーク花粉観測局に、大気サンプリング装置を設置して測定する地点もあります。



観測地点
 地点名をクリックすると、花粉の飛散数と放射性セシウムの放射能のグラフが見れます。 
実施期間:2012年1月20日〜4月
 1.仙台
 2.丸森
 3.福島
 4.川俣
 5.南相馬
 6.郡山
 7.いわき
 8.日光
 9.日立
 10.水戸(花粉のみ)
 11.東京(港区)


仙台 丸森 福島 川俣 南相馬 郡山 いわき 日立 日光 水戸 東京(港区)

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